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非正規労働者の賃金水準がどのくらいだと思っているんだ!



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100円ショップの商品は、安物。この安物を中国からの輸入ではなく日本国内で製造するようになってきた。


「ダイソー」運営の最大手・大創産業では、300~1000円の高価格帯店「スタンダードプロダクツバイダイソー」の出店を渋谷、新宿、銀座、大阪の梅田や千里、京都といった都市部で拡大させている。
「この店の特徴は、国産をはじめとする良質な日用品をお手頃価格で提供している点です。これまで、円高を武器に人件費の安いアジアの工場で生産したものを、日本国内で販売してきた100円ショップはデフレの象徴でした。それがいよいよ立ち行かなくなり、日本で作ったほうがいいものを安く提供できる状況になりつつあります。今の状態が長期的に続けば、日用品の日本製回帰が進んでいくと思われます」(マーケティングアナリストの渡辺広明氏)
【出典】2022年5月12日の日刊ゲンダイ "日用品の「日本製回帰」がインフレ本格化で進行中 国内で作ったほうが安い状況に"


これは日本製品だから素晴らしいなんて思わない方が良い。日本国内に途上国なみの低賃金労働者があふれている。


低賃金労働者の仕事と言えば、マックジョブと言われる職業が代表的です。マクドナルドのようなファーストフード店、コンビニやスーパーと言った小売業が時給1000円の低賃金労働者を雇用している。製造業でも非正規労働者が多い。


日本のマクドナルドの店員さんの時給は1000円、アメリカのマクドナルドの店員さんの時給は13ドル。1ドル=130円で労働コストが同じになる。この為替相場を前提に計算してみる。


時給1000円で週休2日8時間労働で364日働くと、年収208万円になります。つまり、年間労働時間が2000時間で年収200万円というのが1つの基準になる。これは、計算すれば出てくる数字なので異論はないでしょう。


マクドナルドのような会社では、マニュアルを作成する少数の正社員とマニュアルを実行するだけの低賃金な非正規労働者がいる。マニュアルを作成する正社員を年収600万円と仮定します。こういう従業員が2割ほど必要になる。


平均年収600万円は年齢別の平均年収(民間給与実態統計調査)を根拠に算出した。




平均賃金が計算できる。時給1000円のフルタイム労働者(年収200万円)が8割、年収600万円の正社員が2割です。平均賃金は年収280万円なんです。1ドル=130円で計算すると、2万1538ドルです。


多少の賃上げがあっても、同じような話です。時給1000円を時給1500円(年収300万円)に引き上げ、正社員の年収を600万円から800万円に引き上げたとします。素晴らしい賃金とは言わないが、まともな賃金です。平均年収400万円。いまの日本の平均年収そのものです。1ドル=130円で計算すると、年収が3万0769ドルです。


中間値をとれば、年収2万5000ドルというあたりです。1ドル=130円で年収325万円です。非正規が時給1250円で年収250万円、正社員が年収700万円です。


こんな低い賃金で人が集まるのか? 


非正規労働者は労働人口の約40%になっている。2020年の国税庁(民間給与実態統計調査)によると、 正規労働者の平均年収は496万円、非正規労働者の平均年収は176万円となっている。日本では低賃金労働者が集まる時代です。


マレーシアの平均年収は「150万円~170万円」と言われています。


タイの平均年収は日本円にして138万円~140万円です。


中国の平均年収は「110万円〜130万円」と言われています。


中国は、賃金の高い沿岸部と賃金の低い内陸部で大きな年収の格差がある。共産主義国の経済統計は信用できないことが多い。


でも、マレーシアやタイは違う。気がつけば、日本とマレーシアやタイのような途上国との賃金格差は小さい。もはや、日本は先進国ではない。


戦前の日本は途上国だった。戦後の1960年代までは間違いなく途上国です。その頃の日本の産業は、繊維産業や雑貨の輸出だった。今や、この時代と同じ経済構造です。中国でセイサンシテいたような低い付加価値の安い製品を、日本の低賃金で作る時代です。


時給1000円でフルタイム労働しても年収200万円です。マレーシアやタイと同じレベルの賃金です。日本国内にマレーシアやタイなみの低賃金労働者が大量にいるような話です。


かつては、日系ブラジル人が日本に出稼ぎ労働に来ていた。ブラジル人の年収はいくらだと思いますか?


ブラジルの年収:日本円で156 万円~1,350万円(国際給与調査会社調べ)


母国の平均賃金がこの状態では、わざわざ、日本にまで働きに来るメリットは少ない。日本の経済界や日本政府は、さらに賃金の安い国から労働者を受け入れるつもりらしい。


日本の賃金水準の低さに対する危機感がない。非正規労働の拡大と宣伝し低賃金労働者を増やした結果が今の現状を招いた。

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