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熊本県産アサリの産地偽装は実在するのか?



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熊本県産アサリに産地偽装が話題になっている。日本では産地偽装は珍しくない。確かに、けしからん行為です。


問題は法的な意味で、熊本県産アサリの産地偽装なんて存在するのか? 現段階で、熊本県産アサリを産地偽装したとして逮捕された人物がいない。


■産地偽装疑いアサリ 8割は熊本経由せず 流通ルート解明へ
2022/2/4 6:00 西日本新聞
熊本県産アサリの大半に外国産が混入している可能性が高いことを決定づけたのは、食品表示偽装を専門にした科学鑑定だった。食品の産地偽装が後を絶たない中、農林水産省などは、市販されている食品への抜き打ち検査を続けており、産地や成分を調べる知見を蓄積している。 今回のアサリの調査では、農水省が全国の小売店で買い上げたアサリ50点を、独立行政法人農林水産消費安全技術センター(FAMIC)がDNA分析した。
 FAMICによると、国内で流通するアサリのDNAは、主に日本沿岸や韓国南岸に生息する種類と、中国沿岸や韓国西岸に生息する種類に分かれており、それぞれ塩基配列の一部が異なる。買い上げたアサリのDNAを分析した結果、熊本県産と表示されたアサリだけ「中国沿岸・韓国西岸型」の特徴が出たという。


根拠は、「アサリのDNAが中国沿岸・韓国西岸型」という理由だけ。


実は、合法的に外国産のアサリを熊本県産のアサリと表示して販売する方法がある。たとえば、中国や韓国からアサリの稚貝を輸入する。もちろん、DNA鑑定は「中国沿岸・韓国西岸型」のアサリです。この稚貝を熊本県内で養殖して育てる。
これが記事にある「県内の養殖場で一定期間育てる「蓄養」を行った後、仲介業者などを通して市場に流れている」とされる輸入アサリです。記事に「食品表示法は、輸入品について原産国表示を原則とするが、水産物を2カ所以上で成育した場合、期間が長い方を原産地と表示できる「長いところルール」がある」と説明されている。
つまり、熊本県内での貝の養殖期間の方がながければ、外国産の稚貝であっても正式に熊本県産と表示される。熊本県産アサリDNAが「中国沿岸・韓国西岸型」であっても、法的には問題ない。


マネーロンダリングならぬ産地ロンダリングのような話です。個人的はけしからんと思う。


しかし、日本では合法的なビジネスです。合法なビジネスをしている人を犯罪者あつかいするわけにはいかない。業者が悪いというよりは法律が悪い。


実際に、熊本県産アサリの産地偽装事件!?で逮捕者がいない。


農水省の調査では、2021年10月~12月の3カ月間で、全国の小売店で熊本県産として販売されたアサリの推計量は2485トンに上り、その97%に外国産混入の可能性が高いことが判明した。20年の熊本県内の年間漁獲量は21トンと、流通量との開きが大きい。


このような統計を見れば、産地偽装が疑われる。しかし、こんな統計は刑事事件では”状況証拠”にしかならない。逮捕できるようなレベルの証拠ではない。


行政機関が刑事事件として立件できる証拠もないのに、産地偽装が行われていると騒ぐ。これは裁判所で産地偽装と認定されないレベルの証拠で騒ぎ立てる。こんなものは、ただの風評被害でしかない。


産地偽装事件!?のはずなのに逮捕者がいない。ありもしない刑事事件を騒ぎ立てる行政機関の態度にも問題がある。実際に、逮捕者がいないのですよ。


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