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平均年収は200万円以下に下がるのか?



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2022年1月19日、NHK総合テレビのニュース番組「おはよう日本」は1「年収」をテーマにした特集を放送。経済アナリストの森永卓郎さんが出演した。


 番組ではまず、森永さんが2003年に発売した著書「年収300万円時代を生き抜く経済学」を紹介。森永さんは「(当時)『年収300万円というあり得ない話をして、人々の恐怖感をあおって本を売ってもうけてるんだ』っていう批判をされたんですけれども、その通りの世の中になっちゃった」と振り返り、「それを通り越して、非正社員の場合だと年収170万が平均というぐらい、一気に収入が落ち込んでいくことが日本で起こった」と解説した。
【出典】2022年1月19日 中日スポーツ 「森永卓郎さん、朝のNHK番組で「賃金が上がらないのは消費税のせい」と明言 「公共放送で堂々と流れたことは非常に喜ばしい」の声も」


調べてみると、森永卓郎さんは以下のような発言もしていた。


今は年収300万円ももらえたら御の字ですよね。私はね、年収100万円時代が来ると確信しています。全然冗談じゃなくて。もはや、非正規は100万円台が当たり前。その非正規社員が社会全体の36%になってマスカラ、彼らが主流になる日はそう遠くないんです。
【出典】2014年02月06日 週間プレイボーイNEWS 森永卓郎「消費増税で年収100万円時代がやって来る!」


経済アナリストの森永卓郎さんが「年収300万円時代を生き抜く経済学」を書いたのが2005年5月です。今や日本人の平均年収はアメリカ人の6割となり、韓国や台湾なみの平均年収に転落した。日本の平均年収だけが上昇せず、アメリカや韓国などの平均年収は上昇した。日本は政府と経済界が低賃金の非正規労働をあおったのだから賃金水準が上がるわけがない。


今の日本の状況を15年以上前に言いあてた人物のひとりです。


現在の日本の平均年収は単純平均で420万円程度です。中央値では375万円程度になっています。中央値の方が実態に近い。非正規労働者の平均年収は175万円程度しかありません。


まだ年収300万円時代実現していないわけですが、実態として、それに近くなって来ています。


では、非正規労働者が平均年収175万円の貧困状態に置かれている理由は何でしょうか。相対的貧困の定義は「中央値での平均年収の半分以下」だから、日本では年収187.5万円以下の年収に相当します。小泉・竹中路線で大量の貧困層を創り出したのは、ある意味で事実です。


時給1000円というのは日本の非正規労働で多く見られる時給の1つです。左派の人達は時給の低さに原因があると決めつけていますが、本当でしょうか。週休2日8時間労働で1年間労働すれば52週間(364日)で2080時間の労働時間になります。
時給1000円で年間2000時間労働をすれば年収200万円になる。相対的貧困の定義が年収187.5万円以下で、非正規の平均年収が175万円程度しかない最大の原因は、時給の低さではなく労働時間の短さにあることは明白です。


逆に言えば、週休2日8時間労働時間(年間2000時間労働)で働いている限りは平均年収が200万円を下回ることはない。ちなみに日本の年間労働時間は、2018年で1680時間となつている。日本人の平均年収が増えない背景には、非正規労働者の増加で年間労働時間が減ったことも原因となっている。


当然、所得(時給 × 年間労働時間)が減れば、個人の家計消費が減ることも意味する。個人消費は低迷してしまう。


今の日本では、時給1000円でフルタイム労働すらできていないから、非正規の平均年収が年収200万円を下回り相対的貧困状態に置かれている。時給の問題ではない。


では、平均年収が400万円だとする。これは時給2000円でフルタイム労働した時の年収と等しくなる。マックジョブと呼ばれるマニュアルに従うだけの単純労働者の時給が1000円です。時給1000円で働く年収400万円の労働者が、コンビニやファーストフード店の店員さんより2倍優れているのか?と聞かれれば疑問が残る。せいぜい、時給1500円のフルタイム労働で年収300万円です。


ある意味で、年収300万円時代とは言える。

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