fc2ブログ

赤字に転落し始めた日本の経常収支



ブログランキングに参加しています。応援のクリックをお願いします。




日本は貿易黒字国。こんなものはバブル時代の話です。


日本の平均年収は先進国であるアメリカの半分で、韓国や台湾なみ。先進国の最下位というよりも「もはや日本は先進国ではない」と言った方が正しい。過去の栄光を振り返ったところで自分の年収が増えるわけでもない。


もはや、日本の貿易収支が赤字に転落しても誰も驚かなくなった。


2022082503262622c.png
【出典】2022年01月20日の時事通信ニュース ‘‘21年の貿易収支、2年ぶり赤字 資源高騰で輸入額膨らむ―12月、輸出入とも過去最大’’


貿易赤字でも、海外からの送金などで経常収支が黒字であれば問題ない。こういう解説だった。しかし、その経常収支も月単位で赤字に転落し始めた。年単位でも赤字に転落するのは時間の問題です。




20220825034351cb1.png
【出典】2022年2月8日の時事通信ニュース ‘‘12月経常収支、1年半ぶり赤字 資源高響く、21年も黒字2.8%減’’


これは国際収支が赤字になり、日本が外貨不足の国に転落する可能性があるということ。


驚くことでもなんでもない。日本は1970年ぐらいまでは外貨不足の国だった。当時の日本は輸出による外貨獲得に熱心な国だった。今は違う。


円安が日本の国益だ!なんて言われていた頃の日本は輸出に努力して、貿易黒字国だった1980年代の昔話です。30年も経過すれば経済情勢が変わるのは当たり前です。現在では日本は貿易黒字国ではないから、必ずしも円安が国益とはならない。


20220825035955cc6.png



日本の輸出産業の代表例は自動車業界です。上記のグラフの通り、1990年代より後の「失われた30年」に自動車生産は増えてない。国内販売は減少し、輸出は基本的に横ばいです。


日本の自動車メーカーの好決算は、海外生産による利益です。


アメリカの現地工場で生産し、アメリカで販売する。これはアメリカのGDPは増えても、日本のGDPは増えない。アメリカの工場労働者やアメリカの販売店の従業員に給料を払えば良いとわけで、日本人の労働者に給料を払う必要はない。


日本人の労働者が稼いだお金でもないのに、資金を日本に送金して日本人に給料を払う。こんな馬鹿なことが続くわけがない。


この日本に資金を送金するという作業が経常収支に数字として反映される。経常収支が赤字に転落し始めた。


つまり、海外から資金を送金してきて日本人に高い給料を払うという構図は崩れている。さらに言うと、もはや日本人は高い給料でもない。


20220702094538f7c.jpg
【出典】2021年10月20日 朝日新聞デジタル 「韓国に抜かれた日本の平均賃金 上がらぬ理由は生産性かそれとも…」


経常収支の赤字転落。このことが日本経済にあたえる影響は大きい。


現在は「失われた30年」が「失われた40年」になりつつある。この状態に経常収支の赤字という問題が追加される影響も考えておかないといけない時期に来ている。


10年後の日本には外貨不足という問題が発生している可能性が非常に高い。


 応援のクリックをお願いします。