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アメリカの上位10%の貯蓄と生活費



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所得の上位1%とか所得の上位10%が高い所得であることは間違いない。所得再分配を議論する以前に、高額所得者の実情を知っておく必要があるでしょう。


高額所得者について議論する時、彼らの資産額が話題になる。今回は資産額ではなく、年収に注目したい。


高額所得者が庶民よりも年間の生活費が高いことは想像がつく。具体的に生活費がいくら?なんて知らない。具体的に調べてみることにします。


アメリカの所得の上位10%いくらの年収なのでしょう。

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Annual Wages of Top Earners
The latest available data from the EPI show that in 2020 annual wages for the top 1% reached $823,763, up 7.3% compared to 2019. How much do you need to earn to be in the top 0.1%? A hefty $3,212,486, which is almost 10% more than that group earned a year before. Wages for the bottom 90% rose at a much more modest rest of just 1.7% over the same period, with an average income of $40,085.
〈Google翻訳〉
上位所得者の年収
EPI から入手可能な最新のデータによると、2020 年の上位 1% の年間賃金は 823,763 ドルに達し、2019 年と比較して 7.3% 増加しました。上位 0.1% に入るには、いくら稼がなければなりませんか? 多額の $3,212,486 は、そのグループが 1 年前に稼いだ金額よりもほぼ 10% 多い金額です。下位 90% の賃金は同じ期間にわずか 1.7% とかなり控えめに上昇し、平均収入は 40,085 ドルでした。


下位90%の平均収入が40,085 ドルとなっている。1ドル=130円で約520万円です。上位1%が823,763ドルで約1億0709万円、上位10%が 173,176 ドルで約2251万円になります。


What was the median individual income in 2021?
In the United States, median individual income was $44,225 in 2021.
What was the average individual income in 2021?
In the United States, average individual income was $63,214.03 in 2021.
What was the top 1% individual income in 2021?
The United States threshold for a top 1% individual earner was $357,552 in 2021.
In 2021, what was the threshold for the top 10% individual income in the United States?
Top 10% of individual earnings started at $129,181 in the United states in 2021.
〈Google翻訳〉
2021 年の個人所得の中央値は?
米国では、2021 年の個人所得の中央値は44,225 ドルでした。
2021 年の平均個人収入はいくらでしたか?
米国では、2021 年の平均個人所得は63,214.03 ドルでした。
2021 年の上位 1% の個人所得は?
上位 1% の個人所得者の米国のしきい値は、2021 年に357,552 ドルでした。
2021 年、米国の上位 10% の個人所得のしきい値は?
個人の収入の上位 10% は、2021 年に米国で 129,181 ドルから始まりました。


こちらのデータでは、個人の平均年収が中央値で44,225 ドル(約575万円)、単純平均で63,214ドル(約821万円)となっています。上位1%が357,552ドル(約4648万円)で、上位10%が129,181ドル(約1679万円)となっています。


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【出典】2021年10月20日 朝日新聞デジタル 「韓国に抜かれた日本の平均賃金 上がらぬ理由は生産性かそれとも…」



上位1%の所得については差がありますが、それ以外の数字はほぼ一致しています。アメリカの平均年収は、中央値で45,000ドル(約585万円)程度、単純平均で63,000ドル(約819万円)程度。上位10%が150,000ドル(約1950万円)程度と見て良いでしょう。


ちなみに、日本の平均年収は中央値で375万円前後、単純平均で420万円程度です。2020年の民間給与実態統計調査(国税庁)によると、年収が800万円を超える人の割合は全体の9.2%となっています。

上記の朝日新聞のグラフは、単純平均での年収を比較したものです。日本の場合は、アメリカの約半分の水準です。


これで上位10%の年収がほぼわかった。次に貯蓄率を見て見ます。アメリカで所得の上位10%が全株式の89%を所有していると言われている。
〈参考〉
The wealthiest 10% of Americans own a record 89% of all U.S. stocks(CNBC)


年間にどのくらいの貯蓄をしているのでしょうか?

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2020年頃のアメリカにおける貯蓄率は7%程度。所得上位1%の貯蓄率は38%程度、所得上位10%の貯蓄率は12%程度、所得下位90%の貯蓄率は4%程度となっています。所得が高いほど、貯蓄率は高くなり消費性向は小さくなります。


お金持ちはケチが多い。多くの所得があり、消費が少なければ、貯蓄額が多くなりお金が手元に残る。これは一般的なお金持ちのイメージとは逆です。実際に貯蓄率は高い。


貯蓄率が高く、消費性向が低くても、消費額が小さいとは限らない。


日本で平均年収は400万円前後。貧困層は平均年収の半分だから年収200万円以下。所得の上位10%は800万円前後でした。消費率と消費額は違う。

税金を考慮せず、所得の20%を貯蓄し、所得の80%を消費したとします。


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同じ80%の消費率でも、消費額は変わって来る。当たり前ですが、大事なことです。これをアメリカの高所得者に適用して見ます。



所得上位1%の年収を820,000ドル(約1億円)から350,000ドル(約4,550万円)を超えると想定します。貯蓄率は38%です。年間の貯蓄額は311,000ドル(約4,000万円)から133,000(約1729万円)になります。
所得上位10%の年収は約150,000ドル(約1950万円)以上です。貯蓄率が12%です。年間の貯蓄額は18,000ドル(約234万円)になります。
所得下位90%の年収は約40,000ドル(約520万円)以上です。貯蓄率は4%です。年間の貯蓄額は1,800ドル(約23万円)になります。


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つまり、所得が高いほど貯蓄額が大きくなり、より豊かになる。では消費はどうか。消費率は貯蓄率の逆数になります。


所得上位1%の場合は、消費率は62%です。年間の消費額は508,400ドル(約6,600万円)から217,000ドル(約2821万円)。
所得上位10%の場合は、消費率は88%です。年間の消費額は132,000ドル(約1716万円)。
所得下位90%の場合は、消費率は96%です。年間の消費額は38,400ドル(約499万円)。


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消費率(消費性向)が小さくても、所得が多いから、消費額は所得が多いほど大きな金額になる。。つまりは、高所得者の方が豊かな消費生活をして、より貯蓄も増えて富が増えて行く。



税金があるので、この通りの数字になるわけではない。しかし、基本的な構造は、このようになっています。


これを見て、富や所得の再分配が必要だと思うか、自分も勝ち組の富裕層に入りたいと思い努力するか。それは自由です。ただ、基本的な経済構造がどうなっているかについて、勉強しておく必要はあるでしょう。

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